07/12/26 13:00:49
福田康夫首相が今月27日から中国を訪問するのに合わせ、トヨタ自動車の
奥田碩相談役と渡辺捷昭社長も訪中することが25日、関係者の話で明らかに
なった。奥田、渡辺両氏は29日に福田首相が天津を訪問する際にトヨタの
天津工場を案内する。
奥田氏は26日付で環境や経済政策強化を目的とした内閣特別顧問に任命される。
今回の訪中でも、トヨタの中国ビジネス経験を生かした対中政策を福田首相に助言し、
日中経済の“橋渡し役”を務める。
関係者によると、奥田、渡辺両氏は、首相と全行程を同行するのではなく、
トヨタの専用機で天津空港へ直行。首相を案内した後、帰国するという。
天津工場は、中国最大手の第一汽車集団(吉林省長春市)との合弁で2002年に稼働。
現在は小型乗用車「カローラ」や高級車「クラウン」などを生産している。
一方、トヨタは長春で、ガソリンエンジンと電気モーターを併用するハイブリッド車を
海外で最初に生産しており、奥田、渡辺両氏は、環境・省エネ技術を中心に、トヨタの
中国ビジネスを福田首相に紹介するものとみられる。
トヨタと中国の関係は深く、日中関係が「政冷経熱」と言われた2005年5月に
呉儀副首相が訪日した際、小泉純一郎首相(当時)との会見をキャンセルしながら、
日本経団連会長だった奥田氏とは予定通り会談している。
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