07/12/19 13:02:24
日興コーディアルグループは19日、臨時株主総会を開き、米シティグループの
完全子会社になることを決めた。
5月に外国企業などに解禁となった「三角合併方式」を初めて使い、日興株主に
シティ株を割り当てる株式交換の承認を得た。ざっと3万人いる株主は来年1月末に
シティ株を受け取る見通し。米国の信用力の低い個人向け住宅融資（サブプライム
ローン）問題の逆風が吹くなか、シティは日本の投資家を意識し、日興完全子会社化
をテコに対日戦略を強化する考えだ。
日興の臨時株主総会は19日午前、都内で始まった。株主100人前後が出席。
冒頭あいさつした桑島正治社長は「顧客ニーズが多様化するなか、シティとの
提携でグローバルな総合金融機関を目指したい」と完全子会社化に理解を求めた。
株主からはシティとの提携の効果などを問う質問が出た。シティ日本法人の
ダグラス・ピーターソン最高経営責任者は「来年以降に具体策を出す。世界戦略の
なかで日本は最優先分野」と強調した。
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