07/12/10 07:56:40
寒い冬は熱かんならぬ、スパイス香る｢ホットワイン｣を－。ワイン最大手のメルシャンと、
洋風スパイス最大手のエスビー食品が組み、ワインと香辛料を一緒に温めてつくるホットワインの
PRに乗り出した。年明け早々に全国キャンペーンをスタート。冬の定番ドリンクになることを
期待している。
■欧州では定番
ホットワインは、フランスで｢ヴァン・ショー｣、ドイツで｢グリューワイン｣と呼ばれ、欧州の
家庭では冬の代表的なホットカクテルとして愛飲されている。
本来はかんきつ系フルーツのスライスや各種スパイスをグラスに入れ、沸騰寸前まで鍋で温めた
ワインを注ぐという手間のかかる飲み物だが、今回はエスビーがホットワイン専用の“特製”
スパイスバッグを開発。これをワインに入れて電子レンジで温めるだけで、おいしいホットワインが
楽しめるようにした。
“スパイス＆ハーブの伝道師”という異名をとるエスビー食品営業本部の伊藤一樹さんによると、
｢スパイスが粉だと風味が強くなりすぎるし口に残る。原形のまま効果的にワインに浸透させるため、
テトラポット型のバッグを採用した｣という。
その味わい深さに、ワインのプロ集団であるメルシャン社員も感心。ホットワインという新しい
楽しみ方を提案することでタッグを組んだ。
はちみつや砂糖を加える手間を省くため、また｢リラックスしたい女性のニーズにもマッチする｣
(メルシャン・デイリーワイン部の増田寛子ブランドマネジャー)ことも狙って、甘い味のワインを
選定。
スパイスは、白ワイン用には色を損なわないエルダーフラワーとローズヒップ。温めると酸味が
増す赤ワイン用には、味の最適バランスを考慮してシナモンとオレンジピール、クローブを配合した
スパイスバッグを付ける。エスビーでは何十通りも試作を繰り返し、最適な組み合わせと配合比率を
見つけたという。
両社は、｢甘熟ぶどうのおいしいワイン｣(赤・白)のボトルの首にスパイスバッグ(全2種類)を
もれなく付ける店頭キャンペーンを来年1月7日から開始し、スーパーや酒店などでアピールする。
また、ホットワインをつくるためのお薦めワインや、これにあう料理などの紹介サイトをそれぞれ
開設し、相互リンクしている。
>>2に続く
▽News Source FujiSankei Business i.on the Web 2007年12月09日
URLﾘﾝｸ(www.business-i.jp)
▽ホットワインのPRで手を組む、ヱスビー食品で”スパイスとハーブの伝道師”といわれる
伊藤一樹さん(左)と、ワインのプロであるメルシャンの増田寛子さん
＝東京都中央区のメルシャン本社
URLﾘﾝｸ(www.business-i.jp)
▽ホットワイン用にスパイスやハーブをブレンドした”特製バック”を付けるキャンペーンを
来年1月7日から開始する
URLﾘﾝｸ(www.business-i.jp)
▽メルシャン：ホットワイン
URLﾘﾝｸ(www.mercian.co.jp)
URLﾘﾝｸ(www.mercian.co.jp)
▽エスビー食品：
URLﾘﾝｸ(www.sbfoods.co.jp)