07/12/09 23:00:50
プロ野球東北楽天ゴールデンイーグルスの本拠地、県営宮城球場（仙台市宮城野区）の
ネーミングライツ（命名権）の売却先企業について、宮城県は７日、製紙業界第二位の日本製紙グループの中核企業、
日本製紙（東京）に決定した。来週中にも日本製紙側と契約合意する。
命名権購入には、日本製紙を含む３社が応募した。
このうち仙台市の企業が先週末に「会社の都合」を理由に辞退、残る日本製紙と京都市の企業を審査した。
購入金額が設定額の２億円を超えて最も高く、経営の健全性、過去の社会貢献活動などを評価、日本製紙に決めた。
日本製紙は、宮城県内に石巻工場（石巻市南光町）と岩沼工場（岩沼市大昭和）があり、
県民に親近感があることも考慮したとみられる。
愛称は、グループ企業が製造するティッシュペーパーの商品名「クリネックス」を入れた
「日本製紙クリネックススタジアム宮城」など複数が候補に挙がっている。県と楽天、日本製紙が調整を続けている。
購入企業の選定は庁内組織の県教委広告審査委員会が当たった。
委員長の三野宮斗史教育次長は「県民に長く親しんでもらえる企業にした。愛称も、県民に納得いただけるものにする」
と語った。
日本製紙グループは、国内シェアが王子製紙に次ぎ業界第二位。
２００７年９月中間連結決算の売上高は５９７３億円。
グループ中核企業の日本製紙は、印刷用紙やコピー用紙、新聞用紙などを製造販売する。
ネーミングライツの契約期間は０８年１月１日から３年間。売却収入は県２５％、楽天７５％の割合で配分する。
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