07/12/09 07:50:50
大手建設会社の鹿島が、大手精密機器メーカー、キヤノンの大分県内の工場建設をめぐって、
下請け業者に架空の外注費を支払う手口で、およそ6億円の所得を隠していたとして、東京国税局
から追徴課税の処分を受けたことがわかりました。ねん出した金の一部について、鹿島は
使いみちを明らかにしておらず、県の予算も投入して行われた大規模な工事をめぐる不透明な
業者間の取り引きが問題となっています。
所得隠しを指摘されたのは、東京・港区の大手ゼネコン「鹿島」です。関係者によりますと、
鹿島は、大分県が誘致して大分市迫に建設されたキヤノンのデジタルカメラ製造工場のための
造成工事を県の土地開発公社から請け負ったほか、工場の建物の建設をキヤノンから請け負い
ました。
受注額は最終的におよそ270億円になる大規模な工事で、地元業者をはじめとした数十社が
下請けに入りましたが、東京国税局調査部が税務調査を行ったところ、下請けの契約をしたのに、
実際には工事をしていない業者が複数見つかったということです。
東京国税局は、架空の工事契約で支払われた資金などあわせて6億円の所得隠しがあったと
指摘し、交際費に当たるとして、重加算税を含めた追徴課税の処分を行ったということです。
また、ねん出された資金の一部について、鹿島は国税局の調査に対し使いみちを明らかにせず、
使途秘匿金としてさらに重い課税処分を受けたということです。
これについて、鹿島は「税務の件についてはコメントできない」としています。
▽News Source NHK ONLINE 2007年12月09日05時17分
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