07/12/08 23:56:40
経済の過熱を防ぐとして来年から金融政策を引き締める方針を打ち出した中国政府は、
年明けを待たずに銀行から資金を吸い上げる｢預金準備率｣を1％と大幅に引き上げることを
発表しました。
｢預金準備率｣は、民間の銀行が預金の払い出しに備えて、預金の中から中央銀行に
預けることを義務づける割合のことで、中国の中央銀行｢中国人民銀行｣は、今月25日から
預金準備率を1％引き上げ14.5％にすると発表しました。
ことしに入って預金準備率を引き上げるのは10回目ですが、これまでは0.5％ずつの
引き上げだったため、一気に1％引き上げるのはことし初めてです。引き上げの理由について、
中国人民銀行は、今月5日まで開かれた胡錦涛国家主席や温家宝首相らが出席した来年の
経済運営を話し合う｢中央経済工作会議｣で、｢金融を引き締める｣という方針が示されたのを
受けた措置だとしています。
この会議では、経済の過熱を防ぐことと物価が全面的に上昇するインフレを防ぐことを
大きな政策目標として掲げ、そのための手だてとして金融を引き締めることが打ち出されて
いました。
▽News Source NHK ONLINE 2007年12月08日20時58分
URLﾘﾝｸ(www3.nhk.or.jp)
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