07/12/04 10:51:33
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-- アラドさんはマーベル・エンタテインメントの会長として、「スパイダーマン」
シリーズ、「超人ハルク」など数々のヒットを飛ばしてきました。そのアラドさんが
2006年にマーベルを辞めた。理由は何ですか?
アラド 人生の中で、そろそろ新しいことをやる時期だと思ったんだ。お金の問題じゃ
ないよ。新しいコンテンツを生み出すことに挑戦したい。それが一番好きな仕事だからね。
日本のマンガ、アニメやテレビゲームには昔から興味があった。何年か前にテツヤ
(ギャガ・コミュニケーションズ元社長、現フィロソフィア・エンタテインメント・
アライアンス社長の藤村哲也氏)と話していて、「これなんか、是非、映画にしてみたいね」
と言ったら、テツヤは「間に合えばいいけど…」と言う。ハリウッドの他の会社が既に
食指を伸ばしていたんだ。
僕は目の前の電話を指差して「間に合うさ。今、ここから電話すればいい」と言ったけど、
当時、僕はマーベルの会長だったから、僕自身はマーベルと競合する日本のコンテンツ
には手が出せなかった。
-- アラドさんがマーベルを辞めてまで映画化したかった日本のコンテンツというのは、
何ですか?ものすごく興味があります。
アラド 交渉がデリケートな段階にあるから、残念ながら今は言えない。話し合っている
コンテンツは3本。ゲームソフトが2つとマンガが1つ。ゲームを映画化するのは、簡単じゃ
ないけど面白い仕事だと思う。
ゲームのファンってのは、うるさいからね。彼らが大好きなゲームを中途半端な映画に
したら、きっとものすごく怒るだろ。
小説は登場人物がきちっと定義されているから映画にしやすい。ゲームの場合は
キャラクターに命を吹き込まなくてはならない。何に悩んでいるのか、これまでどんな
人生を歩んできたのか。ゲームにはそこまで書いてないだろ。
でも映画化すれば大勢の人が劇場に足を運び、テレビ、雑誌、インターネットで広告が
流れる。そのゲームの価値は飛躍的に上がるよ。
続きます。ソースは
URLリンク(business.nikkeibp.co.jp)
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