07/11/28 18:33:45
旧日本郵政公社(現・郵便事業会社)が郵便小包「ゆうパック」を不当に安い価格で扱い、大手コンビニ
「ローソン」と取引を始めたのは不公正として、宅配大手のヤマト運輸が独禁法に基づき取引停止などを
求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は28日、請求を退けた1審東京地裁判決を支持、ヤマト運輸敗訴の
判決を言い渡した。
富越和厚裁判長は「独禁法が規定する不当廉売など不公正な取引に当たる行為は認められない。ヤマト
運輸に著しい損害が生じていたり、生じる恐れがあるともいえない」と判断した。
判決によると、旧公社は2004年8月、ヤマト運輸と宅配便の独占契約を結んでいたローソンとの提携を
発表。ローソンはヤマトとの取引をやめ、同11月から「ゆうパック」の取り扱いを始めた。
これに先立つ同10月、旧公社が料金体系を変更したことについて、ヤマト運輸は「法人税などの免除や
信書事業の独占により得た利益を基に成り立つ料金設定で、単独では赤字。不当廉売に当たる」と主張
したが、退けられた。
ソース
西日本新聞 URLリンク(www.nishinippon.co.jp)