08/03/18 19:39:07 DMMXRwuT
三木鉄道の中古車両「垂涎の的」
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三木鉄道の車両について、全国の鉄道など計七企業・団体が購入を打診していることが十七日、分かった。高額の新車両を買う余裕のない
地方鉄道にとって、まだ十分に走る中古車両は「垂涎(すいぜん)の的」という。同日開かれた三月市会の一般質問で、市が明らかにした。
また、代替バスの運行にかかる市の財政負担も、少ない場合で年間五百万円にとどまるという見通しを示した。
車両は、一九九八-二〇〇二年に三木鉄道が富士重工業から新車で購入したディーゼル動車三両。それぞれ約一億円したという。
市によると、購入の問い合わせをしているのは、北条鉄道(加西市)、樽見鉄道(岐阜県)、信楽高原鉄道(滋賀県)、北近畿タンゴ鉄道(京都府)、
茨城交通(茨城県)、水島臨海鉄道(岡山県)と、アジア向けに車両を輸出しているという国内のNPO法人。
鉄道会社の多くは、国や地方公共団体と民間が共同出資する第三セクター。このほど購入の交渉に訪れた茨城交通の社員は「地方鉄道の
経営は楽ではない。中古でも、譲ってもらえるとありがたい」と話していた。
三木鉄道は、今月三十一日付で会社を解散し、清算人が中心となって財産関係を整理する。もし廃線後も市が車両を保有し、
展示したい場合には、購入しなければならないという。
また一般質問で、市は代替バスの運行にかかかる市の財政負担について、年間約二千七百万円と試算。ただし国や県も財政負担する
国庫補助路線に認められる場合には、約五百万円で済むという見通しも示した。
この日は中尾司郎(公政会)、黒嶋妙子(共産)、米田和彦(市民力)の三市議が質問した。