07/06/29 01:52:09
神戸市の市バス運転手のほぼ3割が、年収1000万円を超えていることが27日、分かった。
採用の抑制などで年齢の高い職員の割合が増えているほか、長時間の時間外勤務などが要因という。
民間のバス運転手と比べれば、平均年収が1.8倍となり、給与面での官民格差を裏付けた。
公務員の厚遇への批判が強まる中、国の指示を受け、市が交通局などの高額年収者についてまとめた。
まとめによると、バス運転手383人(平均48.8歳)のうち、
2006年度の年収が1000万円を超えたのは110人(29%)に上った。
最高は1290万円だった。
交通局は高額年収者が多い理由として、バス路線の一部民間委託で年齢の若い運転手を中心に配置転換が進み、
年齢の高い職員が増加したことに加え、時間外手当が多いことを挙げている。
例えば、欠勤した運転手に代わって、ダイヤ上の公休日に運転した場合、終日時間外勤務として扱われる。
時間外手当の平均は463時間あり、年間に1048時間分の手当を受けた運転手もいた。
市バス運転手全体の平均年収は約890万円になる。
厚生労働省によると、兵庫県内の民間バス運転手の平均年収(44歳)は約500万円で、大きな開きがある。
総務省の政令指定都市間の比較(05年度決算ベース)では、神戸市のバス運転手の平均給与は月約57万円でトップ。
最低だった仙台市と比べ約10万円高かった。
期末勤勉手当(ボーナス)でも京都市(188万円)に次ぐ184万円だった。
同局は「特殊勤務手当の見直しを実施しており、今後も時間外勤務の縮減に取り組みたい」としている。
神戸市バス事業の累積赤字は約310億円に上り、路線の民間委託などを進めている。
ソース:神戸新聞
URLリンク(www.kobe-np.co.jp)
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