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香川３人不明 知人の男らを聴取 祖母と金銭トラブル
2007年11月27日 夕刊
香川県坂出市でパート従業員三浦啓子さん（５８）と孫の山下茜ちゃん（５つ）、彩菜ちゃん（３つ）姉妹が
大量の血痕を残し行方不明になった事件で、坂出署捜査本部は二十七日、三浦さんの顔見知りによる犯行との見
方を強め、知人の男女数人を事情聴取した。
これまでの捜査で、うち男一人が三浦さんとの間に金銭トラブルがあったことが判明。
任意の事情聴取を重ねた結果、捜査本部は何らかの事情を知っている可能性が高いと判断
、三人の所在についても追及する。
事件は発覚から十二日目で大きく展開する可能性が出てきた。
捜査本部は、三浦さんの交友関係を中心に捜査を進めており、
知人以外に親族にも事情を聴き、ほかにトラブルがなかったかなども調べている。
調べでは、姉妹は十五日夕、隣に住む三浦さん方に泊まりに行ったが、翌十六日午前七時五十分ごろ、
姉妹の母佐智子さん（３４）が迎えに行くと三人の姿はなく、寝室や玄関、浴室に血痕があった。
三浦さんの携帯電話や靴、自転車がなくなっていたことから、捜査本部は
当初、三浦さんが姉妹を連れて家を出た可能性も視野に捜査を進めた。
だがＤＮＡ鑑定で血痕が三人のものと判明し、何者かに襲われ車で連れ去られた疑いが強まった。
捜査本部は、金銭トラブルが浮上した知人を含む関係者延べ数十人から事情を聴いていた。
十六日早朝、三浦さん宅付近で「はよせんか（早くしろ）」と話す男の声
を近所の住民が聞いていたことも既に判明。声が誰かに呼び掛けるような調子だったことから、捜査本
部は複数犯の可能性もあるとみている。
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