07/11/22 21:50:13 iY6rc5m90 BE:522944273-PLT(12000) ポイント特典
米国と中国発の金融不安が世界経済を揺るがせている。米国のサブプライム(低所得者向け住宅ローン)問題が
長期化し、世界的な信用不安が再び高まっているからだ。その上中国も緊縮財政の動きを示していることから、世界
的な株安にも拍車を掛けている。
とりわけ最近の韓国の金融市場では、株・債権・ウォンというウォン建て資産の価値が同時に下落するトリプル安が
連日続いており、投資家の不安はさらに高まっている。外国人が韓国の資産を売却して市場を去る「韓国売り」の徴
候を示している可能性が高いからだ。
◆トリプル安は円キャリーの清算を意味するのか
一般的に株価が下がればより安定した資産である債権へと資金が流れ、債権価格は上昇し金利は下がる。
ところが最近の韓国市場ではこの常識が通用しない。株価も債券価格も下がり金利は上がるという現象が起きているのだ。
この異常な現象の原因について市場関係者は、円キャリー(低利の円を借りて高金利の海外市場に投資すること)
の清算が韓国市場でも進み始める徴候と受け止める見方が有力だ。
すなわち韓国で株や債権に投資されていた円キャリー資金が、世界的な信用不安で韓国での投資から撤退するこ
とにより株と債権が同時に下がっているというのだ。これらの資金は再びドルに換えられることから、ウォン安の原因とも
なっているという説明だ。
ウリ投資証券のパク・ジョンヨン研究員は、「カネには色が付いていないため断定はできないが、株と債権が同時に
下落し為替もウォン安に振れている現象を説明できるのは、円キャリーの清算だけだろう」と述べた。
【グラフ】
URLリンク(file.chosunonline.com)
(つづく)
ソース:朝鮮日報
URLリンク(www.chosunonline.com)
URLリンク(www.chosunonline.com)