07/11/21 03:10:00 WHA8J2t/P BE:882911977-PLT(12001) ポイント特典
愛の傘返して 仁愛女子高の生徒会がポスターで訴え
2007年11月21日
無償で傘を貸し出す「愛の傘運動」を行っている福井市の仁愛女子高校の生徒たちが、傘の返却率の悪さに頭を悩ませている。
当初、市内四カ所に設置した二百本の置き傘がほとんどなくなったため、生徒会などで対策を検討。
啓発ポスターを製作して返却を呼び掛けるとともに、近く百本の傘を新たに補充することにした。
愛の傘運動は、突然の雨で困っている人たちに手を差し伸べようと、生徒会とボランティア委員会などが企画。
八月に、JR福井駅東口やえちぜん鉄道田原町駅など人の往来が多い市内四カ所に置き傘を設置した。
しかし傘を返さない人が多く、一カ月後には約一割ほどに減少。現在は、福井駅東口を除く三カ所の傘立てには、ほとんど傘がない状態になっている。
同校では補充用の傘を用意したが、生徒たちは「同じことをしても、また傘が減るだけ」と対策を話し合ってきた。
借りる人たちのモラルに訴えるため、生徒会執行部で、生徒から寄せられたメッセージや絵を組み合わせた三種類のポスター約三十枚を作った。
ポスターは、傘の設置場所に張るほか、市内六高校にも配布して利用する機会が多い生徒たちに協力を求める。
その上で、傘を補充する予定だ。生徒会長の芝田梨紗さん(16)は「次に使う人につなげてほしい」と訴えている。
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