07/11/20 01:07:20 mi68hEW20 BE:237711773-PLT(12001) ポイント特典
高級料亭「吉兆」グループの船場吉兆(大阪市中央区)による偽装表示事件で、同社がブロイラーにも
かかわらず「地鶏」と表示して販売した商品に「ほんにわとり」と併記していたことが19日、わかった。
養鶏業界では使われない言葉で、どの品種を指すかは不明という。大阪府警生活環境課は同社が
ブロイラーと認識したうえ、あえてあいまいな表記にした可能性もあるとみている。
関係者によると、船場吉兆は京都市内の鶏肉専門店から仕入れたブロイラーを、贈答用のみそ漬けや
すき焼きなどに使用。商品にはそれぞれ「地鶏」と表示し、その横に「ほんにわとり」と記載していた。
養鶏業界に「ほんにわとり」との呼称は存在せず、業界団体の担当者は「聞いたことがない。船場吉兆が
勝手に付けたのでは」と話す。
京都市の鶏肉専門店の店主(63)によると、船場吉兆とは約15年前から取引を開始。当初は湯木正徳社長が、
ここ10年ほどは喜久郎取締役がもも肉などを直接電話で発注してきたという。
この際、喜久郎取締役らから「地鶏」と指定されたことはなく、店主は「うちはブロイラー専門で、船場吉兆も
わかっていたはずだ」としている。
府警は16日、「但馬牛」などと偽って九州産牛肉を販売した不正競争防止法違反容疑で同社本店などを
家宅捜索したが、鶏肉については「ほんにわとり」の表記があったため、偽装かどうか判然とせず、捜索容疑に
加えることを避けたとみられる。
ブロイラー商品をめぐっては農水省が今月9日、適正表示を義務付けた日本農林規格(JAS)法に基づき
船場吉兆に改善を指示。湯木社長は会見で「地鶏と思って仕入れていた」として偽装の認識がなかったことを
強調していた。
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