07/10/31 09:15:02 K2gXcipM0 BE:518022094-PLT(12557) ポイント特典
福岡空港の航空機混雑対策として福岡県などが進める総合的調査で、北九州、佐賀両空港との連携案が
「抜本的な対策とはなり得ない」とされたことに、北九州市側が猛反発している。調査結果通りに福岡空港
への滑走路増設や新空港建設が実現すれば、「福岡ばかりが発展してしまう」と懸念を強めており、北橋健
治市長は11月中旬、麻生渡知事に連携案の再検討を申し入れる予定だ。
「最もコストが低い案が外された理由がわからない」。北九州市内で10月上旬に開かれた総合的調査の説
明会では、出席者から不満の声が上がった。
同市は、北九州空港の交通の便を向上させて利用客を増やそうと、市中心部と空港を結ぶ連絡鉄道整備を
検討している。試算した事業費は、在来線の場合、600億~640億円、新幹線では960億円。
一方、県などは、福岡空港の滑走路を増設した場合の費用を2500億~7500億円、新空港を建設した場
合は1兆~1兆1000億円と見込んでいる。
北九州市側には、現在の福岡空港の利用者の一部を誘導し、北九州空港の利用者増につなげたい考えも
あり、説明会に出席した企業幹部は「滑走路増設などより、鉄道整備の方が安上がり。費用対効果を議論
する価値は十分あるのに、選択肢にすら入らないのはおかしい」と語気を強めた。
市議会も反発し、連携案の再検討を求める意見書を賛成多数で可決した。北橋市長は連携案について「最
小限の投資で需要に対応でき、北部九州全体の発展にもつながる」と、麻生知事に再考を促すつもりだ。
(中略)
しかし、福岡県側の姿勢は厳しい。麻生知事は県議会で「(連携案は)利便性の問題が非常に大きい。福岡
地域の皆さんに、北九州空港に行ってくださいというのは、納得が得られない」と明言している。
県空港計画課は「北九州空港への連絡鉄道が完成しても、福岡空港の混雑はあまり緩和されない」と指摘。
そのうえで、「北九州空港を見捨てるわけではない。近隣空港も生かし、全体的に利用者が増える方向で検
討したい」と理解を求めている。
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