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【Technobahn 2007/10/16 19:19】バチカン法王庁は12日、1307年のフランス王フィリップ4世による
テンプル騎士団迫害に関連して1312年に行われたヴィエンヌ公会議におけるテンプル騎士団禁止を
命じた宗教裁判の資料「Processus Contra Templarios」を700年ぶりに公開することを決定した。
テンプル騎士団は中世ヨーロッパで活躍した騎士修道会。起源は11世紀の第一回十字軍遠征に
まで遡ることができ、十字軍遠征では聖地エルサレム奪還に貢献をしたことで知られている。
しかし、12世紀後半になってからエルサレムがイスラム教徒の支配下に落ちた以降は、影響力を
失い、14世紀に入ってからはフランス王フィリップ4世の陰謀によって壊滅された。
今回、バチカン法王庁が公開した文書はヴィエンヌ公会議の公文書で、1628年にバチカン法王庁の
書庫目録に記載されたことを最後に、歴史上から存在が消されていた文書となる。
公開された文書は300ページで、799部の限定で、バチカン法王庁の御用達のScrinium出版社から
1部、8377ドル(約96万円)で販売の予定。
テンプル騎士団は聖杯伝説とも密接な関係を持つなど中世キリスト教史上、最大の謎ともされて
きただけに、今回の公開された文書は中世キリスト教史を解きほぐす上で、重要な史料となりそうだ。
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