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JR四国バス:初の女性運転士 高知在住の福岡さん「安全第一の運転を」 /高知
◇「一生続けたい仕事」
ジェイアール四国バス(十川道信社長、高松市)初の女性運転士として、高知市在住の福岡典恵さん(21)が
採用され、5日午前9時高知駅発高松駅行きの高速バス「黒潮エクスプレス号」に初乗務する。
「お客様に信頼してもらえるように安全第一の運転を目指したい」と抱負を語る福岡さん。
今後1カ月間、四国内と岡山方面の高速バスのハンドルを握る。
運転士を目指したきっかけは高校3年時の夏、写真部の撮影合宿で使ったバスの運転士との出会い。
「客に対する対応が丁寧で、話をしているとバスを愛する気持ちが強く伝わってきた」と理由を話す。
男性の仕事というイメージの強いバス運転士だが、「自分から進んで動かないと何も変わらない」と
同社の採用試験に応募。面接官を務めた同社の中越正幸・高知支店長は
「やる気や意欲が他の受験者をはるかに上回っていた。経験者もいた受験者の中でも運転技術は一番だった」
と採用。会社側も共同運行をしている両備バス(岡山市)などへ出向き、
女性が仮眠できるような休憩スペースを確保してもらって受け入れ態勢を整えた。
乗務を控え、「不安はあるが、期待はそれ以上。一生続けたい仕事」と158センチの小柄な女性は笑顔で力強く話した。
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