07/09/25 00:42:35 jc2USWR/0 BE:1441558087-PLT(16954) ポイント特典
やつれたような表情、張りのない声……。入院から12日目、東京都内の慶応大病院で
記者会見した安倍首相にかつての力強さはなかった。
会見のテレビ中継を見た識者らは、病状を気遣いつつも、厳しい印象を口にした。
コラムニストの石原壮一郎さんは「自分勝手な美学で情報を隠し、国民を混乱させた」と話す。
辞任時に体調不良を明らかにしていれば無用な混乱はなく、イメージダウンも防げたのではないかと指摘する。
「『アタシ、もうアベしちゃおうかな』という言葉があちこちで聞こえる。
仕事も責任も放り投げてしまいたい心情の吐露だ。
そんな大人げない流行語を首相が作ってしまったのがカナシイ」
高木勝・明大教授は「生気がなく別人のようだった」と気遣いつつも、「厳しいようだが、健康管理ができない人に首相の資格はない」。
謝罪の言葉はあったが、国民に対する謝罪は政府、与野党関係者の後だった。高木教授は「順番が逆だ。会見は単なる言い訳ばかりだった」。
この日の安倍氏は、目に力が感じられず、声にも張りがなかった。自身は「ここ1カ月で、自らの意志を貫く基礎となる体力に限界を感じた」と説明。
医師からは、入院から12日たっても食欲が回復せず、5キロ減った体重が元に戻っていないことが明らかにされた。
精神科医の和田秀樹さんは「機能性胃腸障害だけでなく、精神的にも追いつめられていたのではないか」と指摘する。
「そうだとすれば、『無責任』とか『逃亡した』といった批判は、病状を悪化させるおそれがある。安倍さんの政治信条に共感はしないが、
今回の件では、気の毒に思えてしまう」と案じた。
草野厚・慶大教授は「国会議員を辞めるなら『お疲れ様』と言ってあげたいところ」としながらも、
「再起を期すつもりなら、ウソをついてはいけなかった」と指摘する。
「本当は体力がもたないから辞めるのに、人のせいにした。よくよく反省しないといけない」
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