07/09/20 20:11:02 Zlig5aJu0 BE:360263472-PLT(12000) ポイント特典
水に溶ける接着芯地を開発 田幸が業界初
温水につけると溶解する新開発の芯地「ZERO」
芯(しん)地メーカーの田幸(本社岐阜市南鶉、田島一男社長)は19日、業界初の水に溶ける接着芯地を開発した、と発表した。
刺しゅうの裏打ちに使う芯地を作業後に水につけるだけで除去できるため、作業効率を向上できる。来月の新製品展示会を皮切りに、縫製会社などへの売り込みを強化する。
新製品の名称は「ZERO(ゼロ)」。接着素材の水溶性ビニロンをそのまま繊維化しているため、60度以上の湯につけると繊維自体が溶け出す。
繊維を残して接着素材のみが溶ける従来の水溶性接着芯地と異なり、表地の伸縮性や素材感を生かせる。刺しゅうや伸縮素材の縫製工場などで利用が期待できる。
これまでは軽量化や通気性など芯地本体の機能を高める開発を進めてきたが、今回は約1年間で「溶かして消す」という新しいコンセプトの商品を開発し、新規取引先の開拓を狙う。
今後は、溶解温度の引き下げなど改良を進め、使用できる表地の範囲を広げる方針。
同社の2006年12月期売上高は約40億円で、芯地はうち約65%を占める主力製品。
中国など海外製品の流入で市場環境は厳しく、短いスパンで高機能製品を投入し、安価な海外製品との差別化を図っている。
URLリンク(www.gifu-np.co.jp)