07/08/29 19:09:00 YaLRPOlW0 BE:161914853-PLT(12015) ポイント特典
表示より短時間しか発熱効果が続かない使い捨てカイロ「ホカロン」が出回った問題で、
公正取引委員会は29日、景品表示法に基づき不当表示と認定、製造、販売元の大手
菓子メーカー、ロッテ系列のロッテ健康産業(東京)に対し、再発防止などを求める排除
命令を出した。
公取委によると、同社は今年4月から7月にかけて、サイズなどが異なる4種類のホカロン
を販売した際、包装袋に「40度以上を保持し、持続する時間」として、それぞれ「20時間」
「9時間」などと表示。
しかし、公取委の調査で、3年数カ月間とされる有効期限間際になると、20時間のものは
15時間程度、9時間のものは2時間程度と、それぞれ数時間ずつ短くなることが分かった。
ホカロンは、袋に詰めた鉄粉が酸化する際に出る熱を利用する仕組み。製造直後には表示
通りの効果があったが、時間が経過するにつれて成分が劣化したとみられる。
景表法は故意か過失かを問わず、表示自体が対象となり、公取委はこうした商品の性質に
対する製造段階での調査が不十分だったとみている。
4商品は昨年度に計約17億円の売り上げがあったが、ロッテ健康産業は問題が明らかに
なった7月から自主回収に着手。排除命令について「命令に従い、引き続き商品の回収を
進めたい」としている
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