07/08/14 00:07:17 u6Gc6u2S0
>>181
ゲームのロールプレイングゲームというのは、どのゲームでも主人公がある悪役と対峙することがまず骨格となっている。
だが、それしかないRPGというのも残念なことに氾濫していたのが昔のゲームだ。(ファミコン時代)
たとえばFF3は主人公一行が闇の世界の魔王を退治するように光のクリスタルに命令されて、最後にはやっぱり魔王を倒すことでゲームは終わるんだけど
それじゃ何も面白みがない。ゲームの最終目的というのがあまりにもはっきりと最初に示されるために何の面白みが無いのだ
一方でその「主人公⇔悪役」という胎児関係とは別に、「主人公=悪役」というパラドックス的な要素が含まれているゲームこそ
より深い意味合いをもってプレイヤーが楽しさを教授することができるのである。
FF12では国を奪われた亡国の王女アーシェや、戦争で国を奪われた孤児ヴァンなどが憎き帝国アルケイディアを倒しにいくというのが
最初に提示されたゲームの骨格であるわけだが
後にアルケイディアの皇子、ラーサーが登場し、主人公一行は戦争や戦いの悲惨さ・無意味さを理解していき
終盤ではアーシェが憎しみの連鎖、亡くなった皇子への想いを切り捨てていくという非常にすばらしいストーリー展開をもっていく。
ゲームは時代を追うごとにグラフィックも容量もどんどん進化していっているが
同時に、このようにストーリーも進化しているという事実をまず私たちは理解するべきだ