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「新・郵政族のドン」と呼ばれるほどの影響力をもつ片山虎之助・自民党参院幹事長が参院
選(岡山選挙区)で落選し、通信・放送業界に波紋が広がっている。NHK改革などで業界へ
の厳しい姿勢を続けてきた竹中前総務相、菅総務相の路線に対抗するため、片山氏が頼み
の調整役だったからだ。自民党内に「後継者」が見当たらず、業界内には「民主党にも働きか
けよう」という声が出始めている。
片山氏は初代総務相として業界への影響力を強め、自民党内で通信・放送産業高度化小
委員長として仕切り役を務めてきた。「片山さんに代わる人物が自民党内にいない」(民放キー
局幹部)、「『重し』を失ってしまった」(電話会社幹部)。業界関係者はショックを隠せない。
通常国会で継続審議となった放送法改正案の提出前、菅総務相はNHKの受信料義務化に
ついて「受信料2割値下げとセット」との方針を打ち出した。NHKは「とても取り得ない」(橋本元
一会長)と抵抗。これを調停したのが片山氏だ。橋本会長を国会の一室に呼び出して調整。菅
総務相は結局、改正案への盛り込みを見送った。
片山氏は「いろんな圧力のガス抜き役、防波堤」(NHK関係者)だった。NHKが9月に策定する
経営計画に向けて値下げ論議が再燃しつつあるだけに、防波堤を失ったNHK幹部は「菅総務
相と直接話し合うしかない」と不安げだ。
(以下ソース)
URLリンク(www.asahi.com)
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