07/07/26 12:44:17 7Eo81SUJ0 BE:241072447-PLT(14141) ポイント特典
日本産コメ、中国で発売再開…価格は現地産の20倍
中国の北京、上海で26日、輸出が解禁された日本産コメが2003年以来4年ぶりに発売された。
価格は現地産より大幅に高いが、日本側は味と安全性を売り物に、中国の富裕層を中心に
売り込んでいきたい考えだ。政府は世界的な日本食ブームも追い風に、2013年までに
農林水産物の輸出額を現行の約2・6倍の1兆円規模とする「攻めの農政」を進めており、
中国へのコメ輸出再開に、大きな期待がかかっている。
◆贈答用にも
北京市のイトーヨーカドー亜運村店では、午前9時の開店と同時に、新潟産コシヒカリと宮城産
ひとめぼれの2品種が発売された。2キロ・グラム入りの袋を9袋も購入した一番乗りの会社員
・銭盛利さん(50)は、「上海で日本のコメを食べ、とてもおいしかったので買いに来た。
全部自分で食べるつもりだが、おいしければ知人や親類にも贈りたい」と満足気だった。
店頭では炊きたてのご飯も提供され、試食の輪が広がった。円年妹さん(94)は
「こんなにおいしいコメは食べたことがない」と感想を述べた。
価格はコシヒカリが2キロ・グラムで198元(約3200円)、ひとめぼれが同188元(約3008円)。
これに対し、中国産は安いもので同8元程度と、価格では20倍以上のハンデがある。
しかし、中国のコメの年間消費量は2億トン超と、日本(約900万トン)の20倍以上。
都市部では富裕層が急速に増えており、高級食材や贈答用として受け入れられれば、
潜在的な市場規模は大きいと関係者は期待する。
前日には北京の日本大使館で、中国の関係者を招いての試食会も開かれ、スシなどの
和食が振る舞われた。
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