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怪談噺、いよいよシーズン入り
映画「怪談」が8月4日から全国公開されるが、これに先立つ今月30日の夜席は、
映画の原作となっている落語「真景累ケ淵(しんけいかさねがふち)」を聞く会(貸し切り公演)。
出演は、怪談噺(ばなし)を語らせたら右に出る者はいないと言われている、露の五郎兵衛とその一門だ。
筆頭弟子の立花家千橘が「宗悦殺し」を、トリで五郎兵衛が「豊志賀の死」を語ることになっている。
「真景累ケ淵」の作者は近代落語の祖・三遊亭円朝。円朝は「怪談牡丹燈籠(ぼたんどうろう)」などの怪談噺のほか「文七元結」「芝浜」などの
人情噺も多く残している。
上方では桂文太が円朝の人情噺を好んで高座にかけていて、7月9日昼席のトリでは珍しい「死神(しにがみ)」を演じていた。
その円朝の命日は8月11日。そして、怪談噺はいよいよこれからがシーズンに入る。
繁昌亭の8月夜席では、こうした怪談ものの企画のラインナップを用意している。
まず五郎兵衛が、7月30日から8月5日の昼席に中トリで、一週間出演する。
ひょっとすると、この出番の中で「真景累ケ淵」の一部が披露されることになるかもしれない。
暑くなりそうな今年の夏。繁昌亭に足を運んでくれたお客さんに、怪談噺で涼を楽しんでもらえれば幸いだ。
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