07/07/19 18:45:56 5MvQCCGk0 BE:844819788-PLT(12021) ポイント特典
Q.信楽焼のタヌキ なぜ店先に
そば屋やうどん屋の店先に信楽焼のタヌキの置物があるのをよく見ま
す。どういった意味があるのでしょうか。
A.商売人のあるべき姿表現
飲食店向けの厨房(ちゅうぼう)機器や店の内装品などを扱う商店が
集まる千日前道具屋筋商店街(大阪市中央区)にある、花月堂に聞き
ました。そば屋やうどん屋に限らず、いろいろな商売の人が、店頭に置
くためのタヌキを購入していくそうです。というのも、信楽焼のタヌキには、
次のような意味があるからです。
タヌキがかぶっている笠(かさ)は、「悪いこと、七難を(笠で)避ける」と
いう意味があります。タヌキは大きくくりっとした目をしており、「遠くまで
見通せる、先の見通しがきく」という意味です。でっぷりとしたおなかは、
太っ腹を意味し、「商売人は太っ腹でなければならない」ということ。右
手に持っている通い帳は、今で言う現金出納帳で、「商売繁盛」につな
がります。つまり、信楽焼のタヌキは、商売人のあるべき姿、望ましい
姿を表しているのです。
信楽焼の産地、滋賀県甲賀市でタヌキを専門に販売している狸庵に
よると、売れ出したのは昭和のはじめごろ(1920年代後半)からで、
「見た目におもしろく、お客さんにも喜んでもらえるので、タヌキを置く
店が多いのではないか」とのことです。中には高さ4メートルに達する
ものもあります。
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