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丸川 珠代
「認めたくない現実」2005-01-03 号
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さて、お休みしている間に総選挙があり、
日本の政界地図は大きく塗り替えられました。
アメリカではハリケーンの襲来によって、
社会の暗部が浮き彫りになりました。
いずれも、私にとっては認めたくない現実を
突きつけられた出来事でしたが、
まず今回は、総選挙とその後について、
一選挙民としての思いをお伝えしたいと思います。
もっとも認めたくない現実は、
小泉チルドレンと呼ばれる新人議員の一人、
杉村太蔵議員のことです。
当選直後、杉村議員は、グリーン車が無料になることを喜んだり、
早く料亭に行きたいと言ったり、国会議員になって得られる特権や、
得られるであろう経験を、無邪気に喜びました。
そこに国民の負託を受けた責任の一片でも感じていれば話は別だったのですが、
責任の重さには言及せず、それが彼の未熟さと映りました。多くの常識ある大人たちは、
彼の国会議員としての自覚のなさに、がっかりしたようです。
しかし、彼のような26歳がいることも日本の現実なのです。
彼自身がフリーターやニートの気持ちがわかる、というのなら、
そういう人の中には、彼のように権利と義務についての認識が希薄な人や、
社会に対する想像力に乏しい人が、多いのかもしれません。
あるいは、大人社会のルールが身についていないため就職できない、
という可能性も考える必要がありそうです。