07/07/02 11:24:08 SjsvVFMM0 BE:485541173-PLT(12000) ポイント特典
社説1 党首討論で参院選争点が明確になった(7/2)
(略)
首相が追及したのは、民主党が掲げる政策の財源のあいまいさだ。
現行の消費税率のまま基礎年金の財源をすべて消費税で賄うという民主党案について、
首相は「新たに16兆円必要になる。消費税率を上げずにできるはずがない」と批判。
新たな子ども手当や農家への個別所得補償制度の創設などにかかる費用も具体的に列挙して
「全部合わせると35兆円の新たな財源が必要」と指摘し、政策の実現性に疑念を示した。
小沢氏は個別の補助金を廃止して、地方への一括交付金に改めることなどで行政経費の無駄を省き、
財源を捻出(ねんしゅつ)できると説明したが、
首相は「根本的に(仕組みを)変えていけばいいという答えしかいただけない。大変残念だ」と皮肉った。
首相の方が入念に準備した形跡がうかがえた。データも具体的で、
話に説得力があった。民主党は財源の裏付けなどをもっとていねいに示す必要がある。
今回の党首討論は90分間で、国会での党首討論の2倍の時間をとった。
国会では野党の党首が首相に質問する形が定着しているが、対等な立場で攻め合う論戦は聞き応えがあった。
今後の国政選挙でもこの党首討論が続くよう要望したい。
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