07/06/07 14:44:00 7hta6xGC0 BE:614196858-PLT(12000) ポイント特典
ドイツのハイリゲンダムで始まった主要国首脳会議(G8サミット)にはせ参じた安倍首相、
参院選目前に急落した支持率をなんとか回復しようと懸命だ。
▼五千万件の“消えた年金”に加え、松岡前農相自殺のダブルショックを強行採決の連発でしのぎ、
サミットでは地球温暖化対策の独自案を提出して、これを追い風に来年の北海道洞爺湖サミット
まで生き延び、議長を務めたいのだろう。
▼だが、来月の参院選の苦戦が予想される安倍首相と同様、サミットに集まる各国首脳は、退陣
が決まったブレア英首相や、任期あと一年半、支持率最低のブッシュ米大統領ら、旗色の悪い人
が多い。安倍首相のドイツ現地での認知度は17%で七位、好感度も六番目とか。
▼サミットといえば、世界制覇をもくろむ“東インド貿易会社”の攻勢に対抗しようと、世界中
から“伝説の海賊”九人が“世界の果て(ワールド・エンド)”に集まるのが、ハリウッド映画
『パイレーツ・オブ・カリビアン』完結編『ワールド・エンド』だ。
▼五月末から世界同時公開で、興行記録を塗り替える人気。安倍首相もあやかりたいところだ。
映画ファンとして寂しいのは、この大航海時代に活躍する伝説の海賊たちの中に、日本人が含ま
れていないこと。アジアの国々といまだに歴史を共有できないこの国は、エンターテインメント
の仲間には入れてもらえない。
▼十六世紀、ボリビアのポトシ銀山と並び、世界の銀産出量の三分の一をまかなった島根県の
石見銀山がことし、世界遺産登録から漏れたのはそのせいかも。
■ソース(東京新聞)
URLリンク(www.tokyo-np.co.jp)