07/05/29 19:15:30 Jt/YsZ5E0
先日本屋にシグルイの新刊を買いに行ったら、レジ前に「お薦めライトノベル」コーナーが特設されていたのね。
でも、んなもんに興味のない俺は、特に気にすることもなく目当てのものを探して、レジで並んでた。
次は俺の会計だな、と思ってたら後ろから怒号が飛んできて、近くにいた人が一斉にそっちに向いたわけ。
一瞬、誰もしゃべらない状態になって、店内に流れるBGMがよく聞こえたよ。
みんなの視線の先には、それはもう絵に描いたようなキモヲタがいた。
キモヲタが店員に文句を言ってるんだろうなってのは状況的にすぐに分かった。
周りの注目も気にせずにそのキモヲタはフーフー言いながら手に持った単行本らしきものを店員に向けて
「なんでゼロの使い魔がお薦めコーナーにあるのに、涼宮ハルヒの憂鬱は置いてないんだよ!」と。
涼宮ハルヒの憂鬱と、ゼロの使い魔。名前は知っていたよ。あのキモいアニメ。
あのキモヲタが持っていたのは多分、ハルヒかゼロの使い魔のラノベだったんだと思う。
店員らしき男の人が申し訳ありません申し訳ありませんって謝ってたけど、キモヲタはその店員に向かって
何度も、「なぜ涼宮ハルヒを置かないんや。廃れるやろがっ!!」って同じ質問を何回も繰り返してる。
そんで最後には店長を呼べと。
店長が来てからはもう凄かったよ。
お前らは商売をする気があるのか、ただ売れてるものを売ってるだけだ、本当の本の価値を分かっていない・・・と。
みんなドン引き。それでもキモヲタのラノベ講義は続く。
会計が回ってきた俺が店員に小さく「大変ですね」と言ったら、困った笑顔を作って
「はは・・お騒がせしてすみません」だって。
会計が終わってしばらくしてからキモヲタの演説は終わった。俺は帰っても良かったんだが、『めったに見られるもんじゃねえ!』
と思ってずっと横で見物してた。てか見物人が結構いたよ。
最終的に、そのお薦めライトノベルコーナーに涼宮ハルヒを置くことでキモヲタは納得したみたいで、文句を言うだけ言って
何も買わずに悠々と店を出て行った。
残った店内で小学生っぽい男の子が「すげー!あれが生オタクだよ!きめえええええええ!」と友達らしき子とキャイキャイ。
あんなのが現実にいるとはな。貴重な経験をしたよ。
きっとああいうキモヲタがニュー速で宣伝スレ立てたり偽装スレ立てたりしてるんだろうな。