07/04/24 08:36:32 Ub0VW3RE0 BE:351508853-PLT(11016) ポイント特典
愛知県警稲沢署生活安全課の50代の巡査部長が今月初め、同県一宮市内で、
飲酒運転で事故を起こしたにもかかわらず、事故処理を担当した一宮署交通課の
40代の警部補が飲酒をもみ消し、単なる物損事故として処理しようとしたことが
分かった。県警監察官室は事実関係を確認しており、2人を厳重に処分する方針。
県警によると、稲沢署の巡査部長は4月2日朝、出勤のため同市内で自家用車を
運転中、他の車と出合い頭に衝突する事故を起こした。双方にけがはなかった。
現場に駆けつけた一宮署の警部補が事故を起こした1人が警察官であることを
知り、酒のにおいがしたため現場で飲酒検知をした。実際は呼気1リットル中の
アルコール濃度が0・15ミリグラム以上の酒気帯び運転にあたる数値を示したにも
かかわらず、警部補は酒気帯びの基準に達していないという虚偽の事故処理をした。
その後、巡査部長は事故について事情を説明するため一宮署に出向いた。そこで
別の交通課員が巡査部長の酒のにおいに気づき、再び飲酒検知したところ、酒気
帯び運転に当たる数値を確認したという。
警部補は不正したことを認めた上で、「警察官が酒気帯び運転と分かると、クビに
なるのでかわいそうに思った」という趣旨のことを話しているという。警部補と巡査部長
との間に面識はなく、「同じ警察官だから」という“仲間意識”が働いたらしい。
2007年4月24日 08時19分 (中日新聞)
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