07/04/05 23:59:24 hs/Lu8TU0 BE:480402656-PLT(11112) ポイント特典
システム担当部隊が作成 漏えいのイージス艦情報
URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)
海上自衛隊護衛艦「しらね」の二等海曹(33)がイージス艦の中枢情報を隠し持っていた問題で、
この情報は装備のシステム管理などを担当していた海自プログラム業務隊が作成したものであることが五日、神奈川県警などの調べで分かった。
イージス艦で高度な防空システムなどを扱う幹部隊員の教育用資料で、システムの性能など最高レベルの
「特別防衛秘密」に該当する内容が含まれており、県警は海自警務隊の捜査協力を得て漏えいルートの特定を急ぐ。
防衛省の海上幕僚監部も同日までに、幕僚副長をトップとする調査委員会を設置、本格的な調査を始めた。
県警などによると、二曹が隠し持っていた情報は、A4判の文書に換算して約八百枚相当。このうち十数枚分が
高性能レーダーと大型コンピューターを組み合わせたイージスシステムの防空・迎撃能力のデータを含むイージス艦の情報だった。
作成者として「プログラム業務隊」と明記され、一九九八年ごろに同隊に所属していた三等海佐の名前もあった。
海自では、同年三月に配備された四隻目のイージス護衛艦「ちょうかい」から新システムを採用しており、
同艦でイージスシステムを扱う幹部隊員を教育するための資料として実際に使用されたとみられる。
二曹はこれまでの県警の事情聴取に「別の護衛艦の乗組員ら数人の同僚から入手した」と話し、県
警は幹部ら複数の隊員が漏えいルートにかかわっているとみている。
自衛隊トップの斎藤隆統合幕僚長は五日の定例会見で「情報管理のため抜本的対策を施してきたが、
隊員の意識徹底ができていないと痛感している」と述べた。