07/04/02 18:11:17 Z15ZliBi0 BE:254034926-PLT(32157) ポイント特典
『ノルウェイの森』『海辺のカフカ』をはじめとした作品で韓国でも厚い読者層を持つ日本の小説家・村上春樹。
この村上春樹文学に対し、「村上春樹が文学を通じ、帝国主義日本の過去に免罪符を与えようとしている」との批判が提起された。
またこうした主張は、戦争被害国ではなく、加害国の学者により提起されたという点で、より注目を集めている。
先月30日から31日にかけ、高麗大100周年記念館で高麗大と東京大の共同主催で開かれた「東アジアで村上春樹を読む」シンポジウムに参加した
小森陽一東京大大学院教授(言語情報科学)は、「記憶の消去と歴史認識」という主題発表で、「『海辺のカフカ』がヒットした背景には、
日本の社会構成員らの集団的無意識の欲望と作家の文学表現が結合した極めて危険な転向の姿がある」と主張した。
小森教授は昨年にも日本で、『村上春樹論-『海辺のカフカ』を精読する』という著書を発表したことがある。
小森教授の主張の核心は「日本社会では、戦争の記憶が無意識の傷として位置づけられており、その傷に対する集団的罪悪感の治癒を求めている」というものだ。
小森教授は、特に『海辺のカフカ』が「侵略戦争をめぐる記憶を想起させるエピソードを数多く登場させているものの、わずかな間だけそれを読者に想起させ、
“すべてのことは仕方のないことだった”という風に容認した後、記憶自体をなくしてしまう」と指摘した。
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