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昭和48年06月06日 衆議院 沖縄及び北方問題に関する特別委員会
○正森委員 いま大河原アメリカ局長がおっしゃったことは、五月三十一日の
琉球新報にも報道されて、あなたがきわめて遺憾であると申し入れて、回答が
いまおっしゃったようにあったということは記載されておりますからそのとおりだ
と思いますけれども、しかし米側が地位協定、あなた十二条とおっしゃったが
十七条の誤りですね。それについて維持したいというように言っているのは、
これはやはり非常に問題だ。その点について、日本政府当局としてはもっと
強い態度で臨まなければならない。なぜならここに「日本の基地」という潮見
俊隆さんのお書きになった著書があるけれども、その初めのほうを見ており
ますと、「昭和三八年一一月二六日、」これはまだ占領下ですが、「アメリカ
国防総省は、上院にたいして、日本における駐留軍関係者の犯罪について
日本の取扱いが寛大にすぎ、それが在日アメリカ軍司令官たちの間では、
道徳上の、また規律上の問題にさえなっている、という報告書を提出した。」
長くなるからあとは引用しないけれども、こういうことをぬけぬけといっている。
つまり日本の取り扱いが寛大だから軍規が守れなくて困るんだ。軍規の悪いの
を日本の取り締まりがあたかも怠慢であるかのようになすりつけた報告を出して
おろ。そうだとすればもってのほかだ。だから佐々木第一課長は、大河原アメ
リカ局長が米軍当局に言ったら、あらゆる捜査についての協力は惜しまない、
こういっているのだから、十名もの人間が日本女性を寄ってたかって輪姦した
というような事件について、いやしくも犯人がわからない、わかりかけたらアメリ
カへ帰ってしまったというようなことがないように、十分な捜査をやり、そして厳正
な法の適用をやってほしい。それについてのあなたの決意を伺って、時間です
から私の質問を終わります。