07/02/19 02:18:29 G/1eoB0I0●
Googleによると、ハードディスクは温度や使用頻度に関係なく故障する
今まで一般的に信じられてきたハードディスクにまつわる常識として、
・温度が高いと故障しやすくなる
・アクセス頻度が高いと多く動くため、故障しやすくなる
というのがありましたが、Googleが10万台以上の民生用ハードディスクドライブを使用した調
査を行った結果、温度やアクセス頻度に関係なく故障することが判明したとのこと。
そればかりか、ハードディスク障害の早期発見、あるいは故障の予測を目的として搭載されて
いる「S.M.A.R.T.(スマート)」の値から得られるいつ故障するかどうかの予測もほとんど関係なかっ
たそうです。
Googleはこれらの実際のデータによる結果に基づき、既存のSMART値から新しい故障予測
方法を見つけ出すことが必要である、と結論づけています。
かなり衝撃的なGoogleによる調査結果は以下の通り。
Failure Trends in a Large Disk Drive Population(PDFファイル:241KB)
URLリンク(labs.google.com)
使用したハードディスクドライブはATAあるいはSATA接続、容量は80GB~400GB、回転数
は5400~7200rpm。これらのハードディスク約10万台について、温度とアクセス頻度、それから
故障率とを比較して検討してみると、有意な関連性は認められなかったそうです。
ただし、ハードディスクの温度が50度を超えるような環境であれば、故障率は如実に上昇して
います。これはハードディスクのメーカーも推奨していない温度なのでさすがに当然か。
また、SMART値から得られる故障予測日数についてはほとんど参考にならなかったが、いくつ
かの値に注目すると有意な関連性が認められており、特に Scan Errorは割と関連が高く、Scan
Errorが出てから60日以内に故障する確率は、Scan Errorが出ていない場合の実に39倍。
とはいうものの、Googleで故障してしまったハードディスクの大半は何のSMART値によるエラー
も出していなかったそうで。いわゆる突然死ですね。
なお、ハードディスクのメーカーや種別による故障率も集計したそうですが、大人の事情(以下略)
URLリンク(gigazine.net)