07/11/25 04:38:00
アイヌ民族への理解を深めてもらおうと、足立区の西新井文化ホール(栗原1)で24日、
「アイヌ文化に触れ、体験する集い」が開かれ、関東地方のアイヌ民族で作る「レラ(アイヌ語で「風」)の会」
のメンバーらが、アイヌの舞踊を披露した。
足立区での公演は、今年で3回目。
この日は、弓矢を持った男性の舞や、女性が頭を前後左右に揺らし、長い髪を振り乱して激しく踊るなどの12曲を披露。
また、口にくわえた竹をヒモで引っ張り、音を出す伝統楽器「ムックリ」も弾いてみせた。
大きく輪を作って踊る曲など2曲では、来場者が飛び入り参加するシーンも。客席と一体となったステージが繰り広げられた。
レラの会の長谷川修会長(59)によると、「現在、関東地方に住むアイヌ民族は1万人と推定される」という。
長谷川会長は、「皆さんの身近なところに、我々アイヌ民族がともに暮らしていることを知ってもらい、相互理解を進めたい」
と話している。
レラの会は中野区新井1で、アイヌ料理店「レラ・チセ」を営業している。
「チセ」はアイヌ語で「家」の意。同店では12月16日正午から、万物に宿った神を鎮める「カムイノミ」の神事があり、
興味のある人へは公開するという。
同店は月曜定休。問い合わせは同店(TEL番は省略しました)へ。
(2007年11月24日 読売新聞)
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