07/11/24 15:52:22
愛知県特産の地鶏、名古屋コーチンについて「2割が偽物」との研究結果を発表した
独立行政法人「農業・食品産業技術総合研究機構」(以下機構)が県に謝罪していたことが24日、分かった。
県は市場調査的な発表を事前の相談がなかったことに不快感を示しているが、
機構の謝罪を受けて名古屋コーチンのDNA検査への情報交換に期待する声も出ている。
県関係者によると、機構幹部は10月31日に県を訪問。
「市場調査的な発表をした。県などに事前にお知らせをせず、迷惑を掛けた。申し訳ない」と陳謝したという。
県幹部は「研究発表が行われて以降、機構や農水省に口頭で抗議をしてきた。
事前に(結果を)教えてくれていれば調査ができた。時が経過してからでは偽物が撤去された疑いも残る。
ただ謝罪後、県と機構にわだかまりは残っていない」と話す。
名古屋コーチンの偽装疑惑では県の独自調査で生肉はすべて本物で、加工品も意図的な偽装はなかったとした。
機構が当初偽物と判断したDNA検査の方法について県は正確に把握しておらず、
県独自の検査方法とのギャップが双方の不信感を生んでいた面がある。
しかし両者ともDNA検査の精度を高めたいのは同じ。
県幹部は「機構が検査方法などを教えてくれれば、県の試験場で試してみたい」と連携、協力に期待を寄せる。
一方、名古屋コーチンの偽物疑惑はこれまでの県の調査などで完全に払しょくされたとはいえない。
特に加工品の検査方法がまだ確立されていない上、偽物がなかったとは県も断言できない状況が続いている。
このため県は年内にも150点に及ぶ大規模な確認調査を始める予定。
県は「小売店などの聞き取り調査が主体だが、疑いがあればDNA検査をして真偽を確かめたい」としている。
◆ソース
URLリンク(www.meitai.net)