07/11/21 18:53:04
栗本鉄工所は11月21日、旧日本道路公団に納入した高速道路用の円筒型枠の一部で、
鉄板の厚みが仕様を下回っていたと発表した。
構造部材ではないため、高速道路の安全性に問題はないとしているが、
第三者機関が安全性を確認するまで同製品の出荷を見合わせ、再発防止策を検討するという。
円筒型枠は、コンクリート橋の内部に入れて円筒状の空洞を作り、橋の重さを軽減する。
栗本鉄工所は2005年まで、カタログに表記した厚みを下回る鉄板を使った型枠を納入していた。
また型枠の変形性能を調べる試験で、サンプルにかける荷重を不正に減らし、
変形が基準内に収まるようにしていた。
旧日本道路公団の事業を引き継いだ東日本、中日本、西日本の高速道路3社は同日、大学教授などで
構成する第三者委員会を立ち上げ、円筒型枠を使ったコンクリート橋の調査検討を行うと発表した。
対象となるコンクリート橋の数は、東日本が約1200カ所(延べ約200km)、
中日本が850カ所(延べ約200km)、西日本が約5300カ所(約750km)。
日経BP
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