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ホームズ彗星(17P)が24日夜から25日にかけて大バーストを起こし、2等台
まで達した。街明かりの中でも肉眼で存在を確認できるほどだ。
(ホームズ彗星の画像)
ホームズ彗星周辺。クリックで全体を表示
撮影者:川村晶/撮影日時:2007年10月25日 4時18分27秒~、露出 40秒/
撮影地:埼玉県飯能市 宮沢湖/その他詳細は「ホームズ彗星(17P)ギャラリー「を参照
(ホームズ彗星の核近傍の画像)
ホームズ彗星の核近傍。クリックで拡大
撮影者:Sasaki Akira/撮影日時:2007年10月25日 4時30分、露出 1/15秒×
2分/撮影地:函館市内/その他詳細は「ホームズ彗星(17P)ギャラリー」を参照
ホームズ彗星(17P)は現在ペルセウス座にあり、一晩中観測することができる
(彗星の位置を示した星図)。望遠鏡のファインダーや双眼鏡では、ほとんど
恒星のようにしか見えない。
ホームズ彗星(17P)は公転周期が約7年の周期彗星で、今年5月に近日点を
通過したばかりだった。その後、今月23日に17等前後での観測報告があった。
ところが24日になり、核の明るさが8.4等級との報告があった。突然の
大バーストが起こって9等級も大増光したことになる。
さらにその後も報告が寄せられ続けている。吉田誠一氏の観測では、
24日午後11時ごろ(日本時間)には肉眼で3.0等級、25日午前1時半ごろ(同
)には2.8等級となっており、さらに増光が続いているようだ。わずか2日ほどの間に14等級も増光したということだ。
渋谷区にあるアストロアーツ社屋の屋上でも、双眼鏡や望遠鏡でホームズ彗
星の姿をとらえることができた。8cm屈折望遠鏡30倍では、明らかに黄色い、
芯のあるボケた恒星状に見え、120倍では、10秒角ぐらいの明るい芯をとりまく
淡いコマが、1分角ぐらいまで広がっているようすがわかった。
ホームズ彗星は過去(1892年)にも1度バーストを起こしている。このときは12等
級増光して4等級に達し、その後1週間ほどでおよそ7等級まで暗くなったという記録がある。
当分は目が離せない、大注目の現象になりそうだ。
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