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オーストラリアの環境相マルコム・ターンブル氏が、YouTubeで日本の子供に捕鯨反対を
訴えている。(ロイター)
2007年10月09日 15時50分 更新
オーストラリアは南極での日本の捕鯨に対する戦いをインターネットにも広げ、日本の
子供をターゲットにした新たなYouTubeキャンペーンを10月9日に発表した。
「このような素晴らしい動物が生存しない地球に住むことを想像できますか? 何百年に
もわたる捕鯨によって、クジラは絶滅寸前です」と豪環境大臣マルコム・ターンブル氏は
日本語の字幕付きのYouTubeビデオで語っている。
日本は来夏、初めて南極で50頭のザトウクジラを捕獲する計画だ。ザトウクジラは現在、
オーストラリアの海岸沿いに南下している。また日本は科学調査のために935頭のミンク
クジラも捕獲する予定。
日本の捕鯨船は2月末に、乗組員1人が死亡した加工船「日新丸」の火災で航行に支障を
来したが、最近、新しい追跡船を加え装備を強化した。
数週間後に総選挙を控えたオーストラリアの政府は、同国の南極周辺の捕鯨禁止海域に
おける日本の捕鯨に対して法的措置をとろうという反対派の呼びかけを、無意味と退けた。
この捕鯨禁止海域は、ほかの国家には認められていない。
日本の漁業関係団体は、この問題をハーグ国際裁判所に持ち込むあらゆる国家に異議を
唱えてきた。彼らは、同国の捕鯨権が認められるとの自信を持っている。
ターンブル氏は、オーストラリアは世論という裁判で戦うと語った。
「すべての国々、特にわたしたちと親しい日本の国に、捕鯨計画をやめるよう勧告しています」と
ターンブル氏はwww.youtube.com/DeptEnvironmentのビデオで語っている。
日本鯨類研究所は、捕鯨船が南極に出発する時期を明らかにしていない。反捕鯨活動家は
今回の捕鯨をやめさせるキャンペーンを続けると誓っているが、日本は研究目的だと主張している。
Greenpeaceも世論を反対に導こうと、日本でアニメーションビデオを立ち上げる。同団体は、
今回の捕鯨は1986年に国際捕鯨委員会が採択した世界的な商業捕鯨禁止に違反しているとしている。
日本は、同国の捕鯨プログラムはクジラの頭数や種類、脆弱な南極の環境の状態を理解する
助けになると主張している。
また同国は捕鯨は重要な文化的伝統と主張しているが、調査では、同国での食用としての
クジラへの需要は低下している。
URLリンク(www.itmedia.co.jp)
YouTube - Kids connected to a world of whales
URLリンク(jp.youtube.com)