07/07/22 20:08:19
(省略あり)
URLリンク(news.livedoor.com)
朝日新聞で部数詐欺 ASA元店主が内部告発
『定年時代』は、朝日新聞に折り込まれ東京都、横浜市の一部と川崎市、埼玉県などで配達されて
いる。 偽りの発行部数を示して新聞の広告営業を展開する実態が、ASA元店主の内部告発により明
らかとなった。朝日新聞に折り込まれて配布される『定年時代』が、実際には122万部しか部数がない
のに、150万部と表示して、大量の紙面広告を集めていたのだ。発行元の(株)新聞編集センターの役
員には、朝日新聞社の元販売局長も名を連ねる。テレビCMでたとえれば、視聴率を誇張してスポンサ
ー契約を取り付ける行為であり、詐欺に該当する。
【Digest】
◇ホームページ上の数字を操作
◇「定年時代は朝日新聞に折り込まれています」
◇『私の財産』から「150万部」が消えた
◇「全戸配布しています」という言い訳
◇発行元に新聞公正取引協議委員会の元委員長も
◇『定年時代』の広告主たち
ある内部告発がまた新聞の闇に切り込んだ。
朝日新聞社の担当員から空領収書を書くように強要された事件をマイニュースジャパンに告発した井
前隆志さんが、今度は別の問題を明らかにしたのだ。朝日新聞に折り込まれて配布される高齢者向け
フリーペーパー、『定年時代』をめぐる詐欺の疑惑である。
同紙は、ウソの配達部数を誇らしげに掲げて広告営業を展開してきた疑いを免れないという。
井前さんが言う。
「『定年時代』の東京都版の配達部数は150万部になっていますが、東京都内における朝日新聞の
ABC部数をよく見て下さい。約122万部しかありません。28万部も嵩上げしています。
150万部と表示して広告営業をすることは、言葉は悪いけれど、どの角度から見ても、明らかな詐欺で
はないでしょうか。広告料金は例外はあるにしろ、基本的には配達部数に準じますから、事実を知れば
広告主たちはかんかんに怒りますよ」
井前さんは、ASA清瀬西部を経営した職歴があり、『定年時代』など、朝日新聞に折り込まれるペー
パー類についての内情には詳しい。
フリーペーパーの発行元が得る収益は、その大半を紙面広告の収入に依存している。それゆえに発
行元は、紙面広告の営業に重点を置いた経営方針を採用する。
その際、広告戦略を有利に展開するためには、どうしてもより高い配達部数をセールスポイントにし
なければならない。そこに、『定年時代』のケースのように、実際には朝日新聞のABC部数が約122万
部しかないのに、150万部の配達部数を装った営業活動が蔓延する事情がある。
井前さんは、さらに参考資料として、『ロカッチャ』というフリーペーパーも提示した。このミニコミ紙も東
京都の多摩地区などで朝日新聞に折り込まれており、しかも、『定年時代』とまったく同じ疑惑がかかっ
ているのだ。
不透明な配達部数で行われるフリーペーパーの広告営業。これこそが広告主が気づかない意外な
盲点にほかならない。