07/07/22 02:40:40
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<参院選>自民は小泉氏、民主は長妻氏 頼みの顔で終盤へ
「劣勢」自民は小泉人気に頼り、民主は「年金問題の顔」で攻勢を強める―。
終盤に向かう参院選で、小泉純一郎前首相と、年金問題の追及で知名度を上げた民
主の長妻昭衆院議員が、応援弁士として引っ張りだこだ。21日、小泉前首相は愛
知県入りして自民、公明の集会をはしご、長妻議員は徳島から新潟へと慌ただし
く移動した。
「愛知の政治・経済の元気が、琴光喜にも移った」。同日昼過ぎ、名古屋市内
開かれた自民現職の決起集会。小泉氏が大相撲名古屋場所で大関昇進を確実にし
た地元出身の関脇・琴光喜を引き合いに叫ぶと、約1500人の聴衆はどっと沸
いた。年金問題では「事務的なミス。職員の怠慢さに気付かなかった責任が問わ
れると言えば、何とも言えません」と「社保庁職員の責任」を強調。「(郵政民営
化などで)公務員の組合が反対すると、民主党は弱いんですよ」と民主の批判も忘
れなかった。演説は予定の20分を10分間オーバーした。
この後、公明現職の集会へ。約700人を前に「(公明候補を応援すると)本当
は自民党に怒られちゃうけどね、やはり日ごろの義理っていうのは果たさないとね」
と5分弱の時間ながら、与党協力の重要さをアピールした。
演説を聞いた主婦(39)は「この人の言うことを信じていれば『何とかなるか
な』と思えてくる。逆風の自民を盛り返す効果があったのでは」と興奮気味に話した。
小泉氏は選挙期間中に全国十数カ所を回るといい、既に埼玉、群馬、栃木、岩手、
秋田などで演説した。今後は北海道や台風4号で延期となった九州にも出向くという。
一方、長妻氏には「年金のことを話しにきて」と各陣営から応援要請がひっきりなし。
「国会閉幕後、100カ所ぐらいで演説したかもしれない。それでも要請の3分の2
ぐらいしか応えられない」(長妻氏)という。
21日朝はJR徳島駅前で地元衆院議員らと演説し、「政府は消えた年金を弁償しな
ければならない。民主党にお力を頂き、信頼できる政府を作らせてください」と呼びか
けた。前夜は、徳島県内で民主新人の集会に出席。司会者から「年金追及の第一人者」
「ミスター年金」と紹介され、約500人から大きな拍手で迎えられた。「年金保険料
は国の信頼度を図るバロメーター。金を預けて不安な政府を放置するのは危険」と訴え
ると、会場から「頼むぞ」「えーぞ」と声が飛んでいた。