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富山冤罪:取調官の証人尋問 男性が再申請へ
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富山県警による冤罪(えんざい)事件で、強姦(ごうかん)罪などで服役後に無実と分かった
男性(40)の弁護団は、富山地裁高岡支部で18日にある再審の第2回公判で、当時の県警
取調官の証人尋問を再申請する方針を固めた。弁護団は先月20日の初公判で証人尋問を
申請したが、藤田敏裁判長は「必要性がない」として却下している。
男性側は、年内にも国家賠償請求訴訟を起こし、その場でも取調官の証人申請を予定しているが
、国や県側が男性の請求をすべて受け入れた場合は尋問ができない可能性が高い。このため、
捜査手法の実態解明には尋問を再審裁判の場で行う必要があると判断している。
初公判で申請が却下されたことについて、男性は「裁判に絶望した」と語っており、弁護団は
「(第2回公判で行う)被告人質問で取り調べの違法性を証言してもらい、取調官の尋問が
不可欠であることを訴えたい」としている。
毎日新聞 2007年7月14日 15時00分