07/06/25 17:25:26
潘基文(パン・ギムン)国連事務総長が、デリケートな外交懸案の当事者らに「苦言」
をためらわない「キムチ外交」を展開している、と米紙ワシントン・ポストが23日付で報じた。
ワシントン・ポストは週末マガジン・パレードに掲載した「潘基文は成功できるか」という
見出しのトップ記事で、潘総長が戦争防止・人権伸張・核非拡散などの難題解決のため、
「唯一の道は外交だけであり、あらゆる紛争は外交的方法で平和的に解決されるべき」
と訴えたと報じた。
こうした「外交優先」原則に基づき、潘総長はイスラエルの分離壁設置やパレスチナの
イスラエルに対するロケット砲攻撃をともに強く非難し、イランには「北朝鮮が核開発
プログラムを放棄する約束をしたのを見習うべき」と指摘するなど、「辛口キムチ」のような
忠告をしていると同紙は評価した。なお、潘総長のこうした態度について、米国国内の
対外強硬派と呼ばれるジョン・ボルトン前国連米大使は「Aプラスの成績を与えられる」と
高く評価している。
また、同紙は「潘総長が国連内の不正腐敗や加盟国間の対立を克服し、世界の貧困や
地球温暖化問題を解決する上で寄与する事務総長になる、という大きな夢を持っている」
と評価した。しかし一方では、本当に「国連を救う事務総長」になれるかはいまだ未知数とも
報じた。
朝鮮日報/朝鮮日報JNS
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