07/06/05 22:05:39
仙台市は5日、朝鮮総連系の音楽舞踊団体「金剛山歌劇団」(実行委
主催)の市民会館使用許可を取り消した。9月公演を予定していた。
街宣車などの妨害行為による混乱の恐れや最近の国際政治情勢を
踏まえた判断という。宮城県も4月に県民会館使用を不許可としている。
実行委側は市と県に不許可決定取り消しを求めて仙台地裁に仮処分
申請する方針だ。
仙台公演は55年から県民会館などでほぼ毎年開かれてきた。昨年
9月の公演では北朝鮮のミサイル発射問題などを理由に県が後援を
見送り、街宣車が会場を取り囲む騒ぎがあった。実行委は3月に市民
会館の使用を申請し、管理団体がいったん認めて使用料も納めたが、
市が再検討していた。
実行委の朴広基(パククワンギ)代表は「行政は警察とともに妨害行為
を取り締まるべきで本末転倒。言論や表現の自由を排除する暴力に
行政が屈したことは残念で納得できない」としている。同歌劇団の公演を
めぐっては、岡山県倉敷市が昨年10月、市民会館の使用許可を取り消し、
主催者側の申し立てを受けた岡山地裁が市の不許可処分の執行停止を
命じ、公演が開かれている。
ソース(毎日新聞) URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)