07/05/31 00:11:55
大阪の米卸会社が「コシヒカリ」と表示した袋に、異なる品種の米を
混ぜて販売していた疑いが強まり、大阪府警は30日、この卸会社の
社長ら7人を逮捕した。
逮捕されたのは、東大阪市の米卸会社「日本ライス」の社長・石座
真佐美容疑者(47)。
石座容疑者は逮捕前、社内会議で「絶対100%逃げ切る。自信あるよ」
と話していたが、30日に大阪府警に逮捕された。
石座容疑者らは、「福井産コシヒカリ平成17年産」と表示した袋に、
別の産地の古米や品種不明の米を混ぜて販売した不正競争防止法
違反の疑いが持たれている。
事の発端は、ある小売店に寄せられた苦情だった。
小売店の店長は「毎回、炊くたびに炊き具合が違う。においが違う。
水の量が一定しないというような苦情でした」と話した。
このため、小売店が専門家に鑑定を依頼し、その結果、北海道産
「きらら397」には、中国米が30%、また、滋賀県産の「ゆめおうみ」に
いたっては、本物は1粒も入っていなかった。
日本ライスの元従業員は「利益を上げるために混ぜるっていうこと
ですね。鳥の餌にするクズ米もあるし、食卓に並ぶ米もありますんで。
その米を日本ライスは使用し、低価格でスーパーに卸し、お客さんを
だまし、利益を上げていたと」と話した。
売り物にならず、小売店に積まれたままの米には、無数の虫がわいて
いた。
小売店の店長は「悲しいですね、やっぱり。お客さんにお買い求め
いただいて、家族の食卓に出していただくべきものが、こういう形で
使い物にならなくなってしまうってのは、非常に残念なことだと思います」
と話した。
小売店から2006年8月に相談を受けた大阪府は、この会社の関連会社
に立ち入り検査を行ったが、その直後の社内会議で、石座容疑者は
「行政処分で、ちんたらびびってんじゃないで! 100%わたしは逃げ切る
つもりですから。何だ、その下向き加減な、いっつも負け犬の顔は!
横にこんだけのパワーのある人間がいてさ、なぜついてこようとせん!」
などと話していた。
調べに対し、石座真佐美容疑者は、容疑を認めていて、大阪府警は、
石座容疑者らが産地偽装を繰り返し、利益を上げていたものとみて
追及する方針。
ソース(FNN Headline News)
URLリンク(www.fnn-news.com)