07/05/11 23:18:03
日本赤十字社の東京都赤十字血液センター(東京都江東区)は11日、凍結保存していた
158人分の臍帯血(さいたいけつ)が解けるトラブルがあったと発表した。保存タンクが故障
して温度が上昇したのが原因で、移植に使えなくなったため廃棄処分した。こうした事故は
初めてという。
臍帯血は出産直後のへその緒などから採取した血液で、白血病患者らに移植される。
廃棄したのは昨年11月から今年4月にかけて採取した血液で、センターが臍帯血バンクに
登録している年間約350人分の半数近くに当たる。
職員がトラブルに気付いたのは5月2日。本来、タンク内は液体窒素でマイナス約180度に
保たれているが、外気と同程度まで上昇していた。
センターは善意で提供した母親らに文書で謝罪した。在庫が約2700人分あり、移植を待つ
患者に影響はないという。
(2007/05/11 21:03)
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