07/05/04 10:32:16
ラモス惨敗7連敗、事実上の解任/J2
会見後、萩原社長(左)の激励を受けるラモス監督(撮影・宇治久裕) <J2:水戸5-1東京V>◇第13節◇3日◇国立
J2東京Vのラモス瑠偉監督(50)に、フロントから事実上の「解任通告」が下された。3日の水戸戦で1-5の
惨敗。クラブ史上ワーストタイの7連敗を喫した。前半9分に先制するも今季未勝利の水戸に、クラブ最多得点
記録となる5点を献上。試合後、萩原敏雄社長(70)らフロント陣は、6日の京都戦翌日の7日に解任の結論を出
す可能性を示した。解任の場合は後任に柱谷哲二コーチ(42)を昇格させることで固まっている。
試合終了のホイッスルが鳴るとラモス監督は、すっかり観念したかのように薄ら笑いを浮かべるしかなかった。
水戸前田監督に歩み寄り握手と同時に「ゴメンね」とふがいない試合をわびた。続けて「弱いねっ」とつぶやくと、
両手をズボンのポケットに入れたままロッカールームに消えた。
取り返しのつかない惨敗だ。ここまで11試合で3得点の最下位水戸に、クラブ最多得点のおまけつきで今季
初白星をプレゼントしてしまった。試合後の会見。ラモス監督は現状を嘆き続けた。「予想しなかった。自分でも
ビックリ。相変わらずバラバラで何で緊張しているのか分からない」。DF4人、ボランチを引き気味にして守備的
に臨んだが、前線との距離があき、自由自在に攻め込まれての大量失点。得点源FWフッキ、MFディエゴが
出場停止で、少ない決定機も生かせなかった。
試合後、萩原社長はあらためて京都戦翌日の7日に行われるフロント4人による編成委員会に去就を委ねる
ことを明言。だが前日には続投への「最低条件」を連敗阻止としていただけに「やってしまっていたね。編成委員
会がどんな判断を下すか分からないが厳しい状況であることは間違いない」と、事実上の解任宣告ともとれる
言葉を続けた。
一部フロントには続投願望の声もあるが、編成委員会のメンバーである小湊常務取締役は「見ての通り。内容
はマイナス材料」と厳しく評価。既にフロント内では、ラモス監督解任の際には柱谷コーチの監督昇格で固めて
いる。「京都戦までは逃げない。フロントと話して、勝っても負けても結論を出したいな」と腹を据えたラモス監督だ
が、指揮官の座は風前のともしびとなった。
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