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北海道大と滋賀医大の研究グループは、世界中に広がる、強毒型の鳥インフルエンザウイルス
(H5N1型)に対する新しいワクチンを作り、サルで効果を確認した。
強毒型のウイルスを用いず、弱毒型のウイルスを組み合わせて作ったもので、この手法を使えば、
鳥インフルエンザが変異して出現する新型インフルエンザ予防ワクチンの迅速な開発につながると
期待される。
強毒型ウイルスは、ワクチン開発のため培養する受精卵を殺したり、人に感染したりすることがあり、
それがワクチン製造のネックとなっている。
喜田宏・北大教授らは、二つの弱毒性の鳥インフルエンザウイルス(H5N2型、H7N1型)を、鶏の
受精卵の中で増やした。遺伝子の混ざり合いが起こるが、その中から弱毒型のH5N1型のウイルスを
取り出し、感染力を失わせた上で、ワクチンを作った。
このワクチンをカニクイザル6頭に投与した後で、ベトナムで人に感染したH5N1型のウイルスを感染
させたところ、症状は出なかった。一方、ワクチンを投与してない6頭のサルでは、発熱や肺炎を起こす
ことを確認した。
既に人工的な遺伝子組み換えの手法で作られたH5N1型ワクチンは、国が承認に向け審査中。
喜田教授は、「この手法でH5N1型を含めて134種類のウイルスを確保しており、新型の発生に迅速に
対応できる」と語る。
(2007年5月1日20時41分 読売新聞)
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07/05/01 20:52:50 5qzkZGsg
です