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一人暮らしの資産家女性(94)から出資金名目で2000万円をだまし取ったとして、
警視庁組織犯罪対策4課は25日、元暴力団組員で、東京都荒川区のリフォーム会社
「青嵐環境開発」の実質的経営者、神林正一(46)(荒川区西日暮里)、同社社長の
元行政書士、山本成男(46)(茨城県古河市上辺見)の両容疑者を詐欺容疑で逮捕した。
山本容疑者は行政書士の立場を悪用し、財産管理を含む成年後見契約を女性と結んでいた。
この前後に女性の資産6500万円以上の行方が分からなくなっており、同課では2人が
受け取っていたとみて追及する。
調べによると2人は2003年ごろ、杉並区内の女性の自宅のリフォームを請け負ったことを
きっかけに女性に接近。04年4月、女性が渋谷区内に所有するアパートの売却を仲介した際、
「会社を大きくするために出資してほしい」と持ちかけ、売却代金約6500万円のうち2000万円を
だまし取った疑い。行政書士だった山本容疑者は05年5月、女性との間で財産管理を含む
成年後見契約を結び、相続人の同意なしに資産を処分できるよう遺言を書き換えていた。
女性の資産はアパートの売却代金の残額など6500万円を超えていたが、その大半がなくなっていた。
(2007年4月26日1時51分 読売新聞)
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