07/04/18 12:34:57
米国史上最悪の銃乱射事件を引き起こした犯人が韓国系との事実が広く知られると、
韓国人留学生会は大きな衝撃を受け留学生全体が犯罪者と見られないか非常に心配している。
当初米国の一部マスコミは犯人が中国人留学生と報じていたことから少し安心していた
韓国人留学生たちは、犯人が韓国人という意外なニュースに大きな衝撃を受けた。
事件が起きたバージニア工科大学には大学院生を含み約2万6000人の学生が在籍しており、
そのうち韓国人留学生や韓国系米国人を含む韓国系は合計500人ほどで、
中国系は400人から500人、日系は二十数人だとAFP通信は報じた。
しかし犯人のチョ・スンヒ容疑者のような学部生には
韓国系米国人2世・3世や留学生の双方が数多く在籍しており、
大学院生とは異なり特別な横のつながりはないという。
同大学に在籍する韓国人たちで組織する韓人学生会は17日午前に対策会議を開き、
今後の対応について協議した。ある学生は電話インタビューで、
「今後は韓国から来た韓国人とは言えなくなった。誰かが尋ねれば当分は
中国人か日本人と言うしかない」と語り、韓国人に対する偏見が高まることを心配した。
さらに他の学生たちも「こんな大惨事を引き起こしたのが韓国系という事実に驚いた」
「今後は米国人学生の冷たい視線に苦しむだろう」「偏見のためにアジアからの留学生が
不利益を受けないか心配だ」などと語った。経営学科に通う同大学3年生のキム・ミンウさんは
「銃乱射事件について最初は何かの間違いと思っていたが、こんなにひどい事件だとは思わなかった。
犯人が韓国人という事実は本当に胸が痛いが、誰であっても誤りは誤りだ」と述べた。
韓国人会の前の会長だったキム・ヨングン氏はこの日午前、
緊急に韓国人会事務所を訪れ韓国人会レベルでの対策会議を開いた。
キム氏は「これまで築きあげてきた韓国人への信頼が一気に崩れ去ってしまった。
昨日の報道では犯人は中国系とされたのである意味安心していたが、
今後は韓国人に対する冷たい視線にどう対応すればいいか分からない」とため息をついた。
駐米韓国大使館の李泰植(イ・テシク)大使は電話インタビューで、
「今回の事件の犯人が韓国人という事実に衝撃を禁じ得ない。
現時点では大使館としてあらゆる対策を取りながら対応していくとしか言いようがない」と述べた。
駐米韓国大使館は緊急の対策チームを構成し、
現地に領事を派遣するなど韓国人学生の被害状況などの把握に努めている。
一方事件発生直後、韓国人留学生たちは韓人学生会に集まりお互いの安否などを確認し合っている。
その結果韓国人の被害者は腕に弾が貫通したパク・チャンミンさん(土木工学科博士課程)一人で、
命には別状がないことが明らかになった。パクさんは銃弾が胸をかすめ腕を貫通したが、
幸い骨には命中せず命にも別状はないという。パクさんは近くの病院で治療を受けている。
この日の午後パクさんと十数分にわたり面談したワシントン駐在のチェ・スンヒョン韓国領事は、
「幸いパクさんのけがは軽いが、精神的衝撃が大きいようだ。
現在二人の友人が世話をして安定を取り戻しつつある」と韓国人取材陣に説明した。
韓国人留学生たちによると先週も2回にわたり爆破予告があり、
この日も試験シーズンでストレスを感じた学生の仕業と思っていたという。
朝鮮日報 ワシントン=許容範(ホ・ヨンボム)特派員
URLリンク(news.livedoor.com)